iPhoneの特徴
iPhoneは、Androidと異なりUSB接続でもPCから直接ファイルシステムにアクセスすることができません。 そのため、クラウドサービス(iCloud、Google Driveなど)を使った転送が最も簡単で確実です。
方法の比較
| 方法 | 簡単さ | 追加機器 | ネット | 大容量 |
|---|---|---|---|---|
| iCloud Drive | 不要 | 必要 | ||
| AirDrop | Mac必要 | 不要 | ||
| Google Drive | 不要 | 必要 | ||
| メール添付 | 不要 | 必要 | ||
| Lightning/USB-Cメモリ | 専用メモリ | 不要 | ||
| iTunes/Finder | ケーブル | 不要 |
方法1: iCloud Driveで転送
おすすめApple製品同士なら最も簡単。一度設定すれば自動で同期されます。
- 「設定」→ 自分の名前 →「iCloud」→「iCloud Drive」をオン
- 無料プランでは5GBまで使用可能
- 「ファイル」アプリを開く
- 「ブラウズ」→「この iPhone 内」または「ダウンロード」
- ファイルを長押し →「移動」または「コピー」
- 「iCloud Drive」を選択して保存
Windowsの場合:
- ブラウザで iCloud.com にアクセス
- Apple IDでサインイン →「iCloud Drive」を開く
- ファイルをダウンロード
Macの場合:
- Finderのサイドバー「iCloud Drive」に自動同期される
メリット
- ケーブル不要
- 自動同期される
- Apple製品との相性抜群
- バックアップにもなる
デメリット
- インターネット接続が必要
- 無料プランは5GBまで
- 同期に時間がかかる場合あり
方法2: AirDrop(Mac限定)
最速Macをお使いなら、AirDropで数秒でファイル転送できます。
AirDropはMac専用です。Windowsでは使用できません。
iPhone: コントロールセンター → AirDrop →「すべての人」
Mac: Finder → サイドバー「AirDrop」→「検出可能:全員」
iPhone → Mac:
- 「ファイル」アプリでファイルを長押し →「共有」→ AirDrop → Macを選択
Mac → iPhone:
- ファイルを →「共有」→「AirDrop」→ iPhoneを選択
メリット
- 非常に高速
- インターネット不要
- 操作が簡単
デメリット
- Mac専用(Windows不可)
- 近距離(約9m以内)が必要
- Wi-Fi/Bluetoothが必要
方法3: Google Driveで転送
Windows対応Windowsユーザーや、読書の森のクラウド同期を使う方に最適です。
- App Storeで「Google Drive」を検索してインストール
- Googleアカウントでサインイン
- 「ファイル」アプリでファイルを長押し →「共有」→「Driveに保存」
- drive.google.com にアクセス
- ファイルを →「ダウンロード」
読書の森のクラウド同期機能を使えば、Google Driveへの保存が自動化されます。
メリット
- Windows/Mac両対応
- 無料15GB
- どこからでもアクセス可
デメリット
- インターネット接続が必要
- アプリのインストールが必要
方法4: Lightning/USB-Cメモリ
オフライン対応インターネット不要で大容量ファイルも転送できます。
- iPhone 14以前: Lightning端子付きUSBメモリ(SanDisk iXpandなど)
- iPhone 15以降: USB-C端子付きUSBメモリ
通常のUSBメモリと同様に、PCでファイルをコピーします。
- USBメモリをiPhoneに接続
- 「ファイル」アプリを開く
- 「ブラウズ」で外部ドライブを選択
- ファイルを長押し → iPhoneにコピー
- iOS 13以降が必要
- ファイルシステム: exFAT または FAT32 推奨
- MFi認証製品推奨(互換性が高い)
メリット
- インターネット不要
- 大容量対応
- 旅行先でも安心
デメリット
- 専用メモリの購入が必要
- iOS 13以降が必要
方法5: メール添付で転送
簡易小さなファイルなら、自分宛にメールで送る方法が手軽です。
- 「ファイル」アプリでファイルを長押し →「共有」→「メール」
- 自分のメールアドレス宛に送信
- PCでメールを開く
- 添付ファイルをダウンロード
添付ファイルの上限(通常25MB程度)があります。読書ノートなら問題ありませんが、大量のファイルは他の方法を使ってください。
トラブルシューティング
Q: iCloud Driveにファイルが表示されません
- 「設定」→「自分の名前」→「iCloud」でiCloud Driveがオンか確認
- インターネット接続を確認
- ストレージ容量が残っているか確認
- 同期に時間がかかる場合があるので少し待つ
Q: AirDropでMacが表示されません
- 両方でWi-FiとBluetoothがオンか確認
- iPhoneとMacが近く(約9m以内)にあるか確認
- AirDropの設定を「すべての人」に変更
- Wi-Fi/Bluetoothを一度オフ→オンにしてみる
Q: 「ファイル」アプリでファイルが見つかりません
- 「ブラウズ」→「この iPhone 内」→「ダウンロード」を確認
- 検索機能で拡張子(.rfnote, .txt)で検索
- 読書の森アプリ内で「ファイルに保存」を実行してから探す
おすすめの方法まとめ
Macユーザーの場合
1位: AirDrop - 最も簡単で高速
2位: iCloud Drive - 自動同期で便利
3位: Google Drive - 他のデバイスとも共有したい場合
Windowsユーザーの場合
1位: Google Drive - 最も使いやすい
2位: iCloud Drive - ブラウザ版で利用可能
3位: メール添付 - 小さいファイルなら簡単
オフラインで使いたい場合
Lightning/USB-Cメモリ - 旅行先やネット環境がない場所でも安心